ここ数年は2~3枚の連作を一気に投下し続けてきた御大だが、〈口達者〉を証明する2年ぶりの新作は久々の単品リリース。ケント・ジョーンズやプロブレムらとの共演でも衰えぬ弁舌の才は全開だが、プローザック(あのCファンク!)作のGファンク、マイク・マーシャルの熱唱とコーネル・ウェスト教授の語りを交えたボスコ製のラスト曲など、往年のモードで臨むヴェテランとの仕事がいい感じ。以降も辞書シリーズは続くようです。