国内の新鋭バンド/トラックメイカーのコンピ『Young Folks in Metropolis』を主宰したことも話題となった5人組による初フル・アルバム。ヴォーカルに大比良瑞希を迎えた“頭城市の蜃気楼”をはじめ、AOR志向の洒脱な楽曲がズラリ。80年代フュージョンを彷彿とさせるシンセ使いのアレンジも印象的で、ヴェイパーウェイヴ越しにシティー・ポップを再解釈する国内インディーのひとつの潮流を象徴する作品だろう。