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ジャクイース、ロイド、ネイオ、トニ・ブラクストン、ニュー・ジャック・スウィング——この冬に聴きたいR&B皿を紹介!

[ 緊急ワイド]冬のくちどけ、R&B Pt.3

ジャクイース、ロイド、ネイオ、トニ・ブラクストン、ニュー・ジャック・スウィング——この冬に聴きたいR&B皿を紹介!

JACQUEES
キャッシュ・マネーから逸材がデビュー!

 94年生まれというからエラ・メイと同じ。ジョージアはディケーター出身のジャクイーズは、リル・ウェイン風のルックスからは想像しづらい美声のヴォーカリストだ。もともと幼い時分からタレント・ショウなどで歌い、14歳の時にはT.I.をフィーチャーした“Krazy”なる曲を出していたそうだが、色良い契約には至らず。以降はカヴァー動画投稿とミックステープを両輪に活動を続け、クリス・ブラウンやロイドを迎えた『19』(2014年)の話題をきっかけに、(リル・ウェイン似の顔もバードマンの興味を惹いたのか?)キャッシュ・マネーとの契約をゲットしたのだった。

JACQUEES 4275 Cash Money/Republic(2018)

 アヴァント“Read Your Mind”(2003年)を引用したシングル“B.E.D.”のヒットから少し置いて登場した初作『4275』は、アッシャー“Nice & Slow”も歌い込んだ“Inside”があったり、ドネル・ジョーンズのプロデュース曲があったり、モダンな意匠の狭間には往年のR&Bリスナーも沼に引きずり込むポイントだらけ。エクスケイプのラトーシャ、ジャギド・エッジといったゲストの人選からも地元愛以上に〈あの頃のR&B〉への強い憧憬が垣間見える。今後も応援したい逸材だ。 *出嶌孝次

 

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