2018.12.10

現行ジャズのシカゴ代表として注目を集めるビート・サイエンティスト。たった2作でシーンの再注目ドラマーとなった理由を知りたければ本作を聴くのがよい。NY、シカゴ、ロンドン、LAと現代ジャズを象徴する4都市のセクションに分けられた2枚組、各地で録音され、過去作にも参加のジェフ・パーカー兄貴は勿論、ブランディ・ヤンガーやシャバカ・ハッチングスにヌビア・ガルシア、カルロス・ニーニョにミゲル・アトウッド・ファーガソンまで参加。結果各地の色がしっかり出た音が展開する現代ジャズ総覧の如き大作に仕上がっており、それらをビートで違和感なく束ねるセンスとスキルに思わず唸る。

 


シカゴの気鋭ドラマーの3年ぶりとなるアルバムはなんと2枚組の大作。カルロス・ニーニョやミゲル・アトウッド・ファーガソン、トータスのジェフ・パーカーら諸先輩を客演に迎え入れつつも、ヒップホップをルーツに持つ彼ならではのエッセンスが注入されたドラミングは、スピリチュアル・ジャズともビート・ミュージックともカテゴライズできない唯一無二のものだ。“Atlantic Black”が超ドープ。

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