ジャズ方面の音楽家たちと制作された約6年ぶりの新作は、ブラジル~ラテン音楽をベースに、ポップスとしての爽快感や瑞々しさが色濃く出た仕上がりだ。コズミックなシンセとヴォーカルが高まり合うファンキーな“Dance of Nomad”や、感情豊かに歌い上げるボサノヴァ“夜行虫の歌”など、甘美と哀愁の狭間で揺れる歌声にも酔いしれるばかり。妖艶なジャズにハミングが絡む表題曲は彼の新境地とも言える今作のハイライト!