今年の夏に日本公開されたドキュメンタリー映画「北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイズ」の衝撃も冷めやらぬなか、スロヴェニアの特殊バンドから新作が到着。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の楽曲を異型のアレンジで演奏したナンバーが大半を占めているのも驚きだが、さらに朝鮮民謡〈アリラン〉の独自解釈や北朝鮮の琴を使用した曲もあり、物騒なほどに刺激的で奇怪なサウンドが充満している。