デビュー盤の大ヒットがまぐれじゃないってことを証明すべくアルバム制作に乗り出すも、ヴァイオリニストが突然の離脱……そんなひと波乱を経て4年ぶりに登場した2作目。編成の変化もあってクラシック音楽の要素が後退した結果、彼らの武器が〈クラブ・ミュージックに弦楽器を足す〉という手法ではなく良質なメロディーであったこともよくわかる内容になっています。ムーンバートンやレゲトンの成分を含んだトレンド感たっぷりのハウシーなトラックに、リタ・オラやショーン・ポール、カイルにザラ・ラーソンらの力を借りながら、爽やかだったり切なかったりする歌を添え、ポップのド真ん中を潔く直進。真新しさや実験性で勝負してない点も好感度大だし、何より良い曲しか入ってないなんて凄すぎです!