説明不要なファンクの雄による17年ぶりのアルバムは、そのままレスターとザップ(テリー)のトラウトマン兄弟を中心にしつつ、限定EP『Evolution』(2015年)同様にレスターの息子=レスターJrが腕を揮った力作に。ブルーノ・マーズ“24K Magic”で名を売ったMrトークボックスを迎えての“Rock Ya Body”で幕を開け、タキシード主導のコラボ・チューン“Shy”、先述のEPが初出となるブーツィー・コリンズ参加の“Make It Funky”……と畳み掛ける構成は、伝統性を重んじつつも進行形な現在のスタンスを見せつけるかのよう。故ロジャーに加え、スヌープやフランキーJ、コラプトらも参加。前作までの集団で鳴らしてる感は薄まったものの、レスターJrのセンスが親世代の気分を引き出したザッピーな好盤!