現在のポップ・シーンで完全に主流となったダンス・サウンド。その動きを知るには、多様な演者たちとコラボの実験場になっているEDM系プロデューサーのアルバムが最適で、このスティーヴの新作もまさにそれ。1Dのルイ、BTS、ブリンク182、レディ・アンティベラム、イナ・ロードセイ他、ゲストと共にマイルドなポップさに軸足を置きつつ、ラテンもロックも典型的なEDMも含め、郷愁や多幸感を振りまく良質ポップ作だ。