ジム・オルークを唸らさせたアンビエント傑作盤 『Plux Quba』を生み出したヌーノ・カナヴァーロ。彼の知る人ぞ知るもう一つの傑作で、カルロス・マリア・トリンダーデと組んだスプリット・アルバム『Mr. Wollogallu』が正規リマスターで待望の復刻。DIWの新レーベル: フジ・インターナショナル第1弾でかなりの期待値の高さだ。トリンダーデのTr.1-7はヒーリング音楽的なポップさが身を包んでくれる一方で、ヌーノのTr.8-13は民族的なサウンドがその独特な感性を光らせている。『Plux Quba』とは趣はちょっと異なるが、“クセになる音”であることは間違いない。