フィーヴァー333をより深く知るための3+3+3=9枚!

LETLIVE. If I'm The Devil... Epitaph(2016)

ジェイソンが2017年まで在籍していたスクリーモ/ポスト・ハードコア・バンド。フィーヴァー333に比べると、この時期の彼はクリーン・トーンの繊細なヴォーカルを得意としていたが、ときおり聴かせるアジテート感満載の咆哮には現在のスタイルとも通じる攻撃性あり。 *荒金

 

THE CHARIOT One Wing Good Fight/eOne(2012)

メンバーが関わってきたバンドのなかで、野獣性という意味ではもっともフィーヴァー333に近いかも。切れ味鋭いスティーヴンのギターを核としたブレイクダウンが効いていて、そこから生まれる昂揚感と言ったら! アンダーオース仕事で名高いマット・ゴールドマン印の重厚な音像もカッコイイ。 *荒金

 

NIGHT VERSES From The Gallery Of Sleep Equal Vision(2018)

現在もアレックが掛け持ちでやっているこのポスト・ロック・バンドは、プログレっぽいアンサンブルが持ち味。本作からヴォーカルレスになったことで、彼の緩急自在なスティック捌きを堪能するにはうってつけの一枚だ。展開の多いフィーヴァー333サウンドの真髄に迫るためにも、ぜひチェックしておきたい。 *荒金

 

BLINK-182 California BMG Rights/ワーナー(2016)

フィーヴァー333のデビューをバックアップした人物こそ、トラヴィス・バーカーだ。ヒップホップ色の強いミクスチャー・バンドをプロデュースしたいと思っていた矢先、3人が彼の前に現れたのは運命。そしてトラヴィスは長年抱き続けたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンへの憧れを、フィーヴァー333を通じて形にするのだ。 *荒金

 

DED Mis-An-Thrope Suretone(2017)

トム・モレロらの活躍によってニューメタル復興の気運が高まるなか、フィーヴァー333と共に若い世代からの底上げを図っているのがこのアリゾナの4人組。マッデン兄弟(グッド・シャーロット)の援護を受けてリンプ・ビズキットみたいにヤンチャな音を鳴らし、次作でのブレイクが期待されています。 *山西

 

RAGE AGAINST THE MACHINE Evil Empire Epic(1996)

ジェイソンの捲し立てるようなラップを聴いて、ザック・デ・ラ・ロッチャが脳裏に浮かんだ人も多いだろう。実際にプロダクション面でもレイジから多大な影響を受けていて、EP『Made An America』収録の“Walking In My Shoes”ではさりげないオマージュを挿入。 *荒金

 

POST MALONE Beerbongs & Bentleys Republic/ユニバーサル(2018)

全身タトゥー姿も目を惹くラップ界の新ロックスター。トミー・リーを迎えた本作収録の“Over Now”と、フィーヴァー333の激情ミディアム“Am I Here?”が纏うムードは非常に近いものがあり、『Made An America』でのヴィック・メンサに続いて次はこの男との共演を熱望! *山西

 

LINKIN PARK Hybrid Theory Warner Bros.(2000)

“Burn It”や“Animal”をはじめ、『Strength In Numb333rs』には暴れん坊丸出しのラップから、サビでキャッチーなエモメロへガラリと変化する楽曲が多数。その構成はリンキン先輩を想起させるもので、特に歌唱パートでの繊細な表現はチェスター・ベニントン譲りのものだ。 *荒金

 

RAT BOY Internationally Unknown Hellcat(2019)

〈UK版ビースティ・ボーイズ〉というコピーもバッチリのトラッシュ感が大ウケしたラット・ボーイ。間もなく登場するこの2作目(ヘルキャット移籍!)では、レットリヴ時代にジェイソンもお世話になったランシドのティム・アームストロングの総指揮ということで、ストリート・パンク指数の高いミクスチャー・サウンドを聴かせてくれるはず! *山西