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【Discographic:ボーイズ・バンド今昔】NKOTBやテイク・ザットからBSBに至る男たちのポップな系譜を辿る

BSBにDNAを受け継いだ者たち、BSBのDNAを受け継いだ者たち――その代表的なグループの系譜を駆け足で紹介しよう!

 ボーイ・バンド、ヴォーカル・グループ、ティーン・ポップ、ボーイズ・アイドル……と呼び方は何でもいいですが、BSBのやってきたこと通じる欧米男性グループの系統は途絶えることなく現在まで続いています。本来であればジャクソン5やオズモンズあたりまで遡る必要があるのかもしれませんが、紙幅の都合で超大物たちしか入らずです。25年経っても普通にアルバムを出せるBSBの別格ぶりに敬意を表しつつ、一瞬の輝きであろうと長年の活躍であろうと、それぞれの魅力を聴いて確かめていきましょう。

 

NEW EDITION Candy Girl Streetwise/OCTAVE(1983)

ジャクソン5に憧れたモーリス・スターがボストンでフックアップした少年グループの初作。アイドル性の高いデビュー時とマチュアな時代の2度に渡ってブレイクし、大人のグループへの“Boys To Men”なプロセスを見せていくという点で後進の雛形となった。ボーイズIIメンの源泉という意味ではBSBにも通じる。

 

BOYZONE Love Me For A Reason: The Collection Spectrum(2014)

ルイ・ウォルシュが〈アイルランド版テイク・ザット〉と狙って集めた5人組で、BSBとは同じ93年結成の同期でもある。ローナン・キーティングとスティーヴン・ゲイトリーのツイン・リードを軸にしたソウルフルな歌唱が持ち味で、95年にデビューすると全英チャートの常連となる。不仲で2000年に解散。2007年に再結成するもスティーヴンが2009年に逝去。25周年を祝う現ツアーでの解散が決定している。
ボーイゾーンの2018年作『Thank You & Goodnight』(Warner UK)

 

'N SYNC The Essential *NSYNC Legacy(2014)

95年に結成され、ルー・パールマンの導きで96年にデビューした5人組。当初はBSBに倣って欧州マーケットに向けたユーロ・ポップ調の曲が多く、徐々にR&B風味を濃くしながら、ジャイヴ移籍作となる2000年の『No Strings Attached』の特大ヒットでBSBを猛追する存在になった。2002年に活動休止し、中心人物のジャスティン・ティンバーレイクがグループを超える存在になったのは言わずもがな。

ジャスティン・ティンバーレイクの2018年作『Man Of The Woods』(RCA)

 

BLUE Best Of Blue Virgin(2004)

2001年に登場して2004年に活動休止(翌年に解散)するまで凄まじい瞬間最大風速を誇ったUKの4人組。カットファーザー&ジョーや全米進出前のスターゲイトがループ感の心地良い90年代USアーバン風味の音作りを担い、R&B歌唱のメンバーが揃ったことでネクストのカヴァー“Too Close”や珠玉のラヴソング“If You Come Back”、ポップな“One Love”などが次々にヒットした。2009年の再結成後もマイペースに高品質な作品を送り出している。

ブルーの2015年作『Colours』(Sony UK)

 

ONE DIRECTION Take Me Home  Syco/Columbia(2012)

「The X Factor」から最大の成功を収め、久々のボーイズ旋風で社会現象となった5人組。踊らずシンガロングするスタイルも新鮮だった。2016年より活動休止中で、脱退したゼインも含めて個々が活躍中。この2作目ではシェイロン出身のラミ・ヤコブが“Live While We're Young”など多くの楽曲を担当している。

 

NEW KIDS ON THE BLOCK Step By Step Columbia(1990)

ニュー・エディションを大手にさらわれたモーリス・スターが地元ボストンで集めた5人組で、84年に結成。メンバーの年齢幅を活かしてジャクソン5風とフィリー・スウィート調のソウル作法を併用し、ラップも交えた親しみやすい音楽性で80年代後半に一大現象を巻き起こした。口パク疑惑から一気に失速して94年に解散するが、2008年のリユニオンに成功して復権。合同ツアーを行ったBSBとの関係も何かと深い。

ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの2017年のEP『Thankful』(NKOTB)

 

EAST 17 Platinum Collection Rhino(2006)

トニー・モルティマーを中心にロンドンで結成されたヤンチャ集団で、ラップとダンスを軸にした構成とマンチェ以降のフロア・サウンドで人気を博した。ヒップ・ハウス仕様のデビュー曲“House Of Love”(92年)などのパーティー系からメッセージ性の強い曲までをヒットさせるも99年に解散。再結成を経て活動中。

 

40周年プレイリスト
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