フィンランド出身、24歳のブルース・シンガーによる2作目。冒頭からゴスペル・タッチのバラードで圧倒的なまでに力強い歌を聴かせ、こちらはたじろぎっぱなし。一方、ポップな“All Good”などは歌唱もわりと柔らか。エタ・ジェイムズ風やエイミー・ワインハウス風など曲によって歌い方を変化させているが、器用な使い分けではなく、魂で歌っているのがわかるのも良い。女性ギタリストのローラ・チャヴェスが参加。