Chelip サマータイムシンデレラ doles U(2018)

2018年は堅調に2枚のシングルを出した鳥取のコンビ。表題曲は鶴の秋野温が提供したミディアム調の温かなナンバーで、これまでにない印象を残します。AH(嗚呼)のりりかる*ことぱぉがシャープかつファンキーに仕立てた“フラッシュバック”のクールでミステリアスな表情も新鮮で最高でした! *出嶌

 

彼女のサーブ+彼女のレシーブ サービス・エース LAUGHFACE/PARKS(2018)

もはや伝説になりかけているアイドル、浦郷えりかのヴィジュアル・コンセプトと一部楽曲を継承した2人組の初アルバム。LinQの元リーダー・天野なつのソロ作も手掛けている松尾宗能ら福岡の作家チームによって編まれた楽曲はいずれも愛らしく、ライン際にバシッと決めまくり! *久保田

 

RYUTist 黄昏のダイアリー PENGUIN DISC(2018)

この年2枚目となったシングル。TWEEDEES meets ROUND TABLEという布陣によって編まれた表題曲は、スリリングなメロ展開と流麗なストリングス、彼女たちのコーラスワークが気持ち良すぎて。microstarによるちょっぴりメロウなディスコ・ポップ“a birthday song”も最高でした! *久保田

 

ハコイリ♡ムスメ エトワールを夢みて PENGUIN DISC(2018)

受験生メンバーの活動休止期間などもあり、1年8か月ぶりのリリースとなったシングル。バレエ・ダンサーに扮したヴィジュアルも、夏めいたサウンドも、〈ハコイリ〉な彼女たちのイメージにドンピシャ。RYUTistとのコラボで送る元気いっぱいのカップリングの仕上がりも新鮮でした。 *久保田

 

モーニング娘。20th 二十歳のモーニング娘。 zetima(2018)

ハロー!プロジェクトではアニヴァーサリー・イヤーらしい試みがいろいろ実現。本作はオリジナル・メンバー5名の共演や大森靖子による安倍なつみ曲など、重層的なオマージュが楽しめる企画盤です。来る人もいれば去る人もいて、ここは歴代リーダーのコラボを噛み締めるように聴くしかない。 *出嶌

 

アップアップガールズ(2) かかって来なさい /OVER DRIVE T-Palette(2018)

元日リリースの『どしゃぶりのテラス席/フユトテトテ』からいい感じの曲が続いた2018年でしたが、姉貴分の(仮)ですら実現してないつんく♂制作シリーズは豪華な驚きが継続中。なかでも“かかって来なさい”はモーニング作法が流石のストレンジな安心感で最高でした。メモリアルなジャケも良し。 *出嶌

 

バニラビーンズ going my way T-Palette(2018)

戦国時代の到来前、アイドル・シーンもなかった頃からサヴァイヴしてきた彼女たちの解散に、一抹の寂しさを感じずにはいられなかった方も多いでしょう。ラスト・シングルは晴れやかに、センチになりがちなファンもニッコリ……だけど、カップリング“ラストソング”では思わず。アデュー! *久保田

 

夢眠ねむ 夢眠時代 トイズファクトリー(2018)

もうじき芸能界を引退するねむきゅん。彼女がかねてからファンだったスネオヘアーらによる新曲のほか、2010年の初シングル“魔法少女☆未満”で始まって同曲の最新ヴァージョンで締めくくる最初で最後のアルバムは、ねむきゅんが恋し憧れてきたラヴリーがいっぱい。ホント、泣けた。 *久保田