LEARNERSがカントリーの名曲をカヴァー! 7インチ・シングル“Always On My Mind”を3月20日(水)にリリースする。

LEARNERS Always On My Mind KiliKiliVilla(2019)

紗羅マリー、堀口チエ、松田“CHABE”岳二、浜田将充、古川太一からなる5人組、LEARNERS。1940~90年代まで幅広い選曲でのカヴァーをレパートリーの中心に据え、これまでに3作のアルバムを発表してきた。ロカビリーやロックンロールがルーツの躍動感溢れるサウンドと、〈メンバー全員がフロントマン〉と形容できる圧倒的なパフォーマンスで、さまざまなミュージシャン/リスナーから熱狂的な支持を得ている。

今回の7インチでは、B・J・トーマスが69年に初録音し、のちにエルヴィス・プレスリーウィリー・ネルソンペット・ショップ・ボーイズらのカヴァーで人気を博した“Always On My Mind”に挑戦。もっとも大切な愛を、それと気付かぬまま失ってしまったというハートブレイク・ナンバーを、悲しみを優しく抱きしめるかのようなラヴァーズ・ロックに仕上げている。

なおB面では、シェリル・クロウの初作『Tuesday Night Music Club』(94年)に収録されている“Strong Enough”をカヴァーした。こちらはほぼノンビートの穏やかなアレンジ。紗羅が〈あなたは私にふさわしいほど強い人なのかしら?〉と紗羅が歌う傍らに、リリカルなギターが寄り添う。その問いかけの奥には、寂しさや孤独感も垣間見え、現代に暮らす女性の姿――その強さや弱さ、タフさと繊細さを切り分けることなく収めた名演だ。

ジャケットは、ミスタードーナツなどへのイラスト提供で知られる故・原田治が描いた〈ベティ〉の泣き顔を使用。古のアメリカン・ポップ・カルチャーへの愛情と、いま生きている女性を描くこと――彼らが活動において大切にしてきた2点を交差させた、メモリアルな7インチと言えるだろう。1,000枚限定なので、ご購入はお早めに。