INTERVIEW

BILLIE IDLE®“そして、また、、” かつてないラヴソングとなったニュー・シングルが示す、5人の次なる展開とは?

BILLIE IDLE®“そして、また、、” かつてないラヴソングとなったニュー・シングルが示す、5人の次なる展開とは?

充実のうちに激動の一年を駆け抜けて、この先にどんな景色が待っている? 早くも登場したニュー・シングルを契機に、そして、また、、5人はやってくれるはずだ!

良い意味での変化

 年頭の先行き不透明なムードを振り払って5月にプー・ルイの加入を電撃発表、翌6月には5人体制での初ワンマンをマイナビBLITZ赤坂で行い、以降もツアーやフェス、登坂広臣のオープニング・アクトなど多様な舞台を経験、一方では4人体制の置き土産にシングル“P.S.R.I.P.”を残し、新録ベスト盤『BILLIed IDLE 2.0』とオリジナル作『NOT IDOL』というアルバム2枚を発表……と、ライヴ面でもリリース面でもかつてなく精力的に動き回った2018年のBILLIE IDLE®。師走には大阪城ホールでの〈m-flo presents OTAQUEST LIVE〉出演や初の7インチ・シングル『バイバイ ロンリネス/シックスナイン』もあり、〈NOT IDOL TOUR〉を渋谷ストリームホールでのファイナルで締め括るまで、実に賑やかなトピックで埋め尽くされる一年でした。そして2019年、早くもニュー・シングル“そして、また、、”の登場です。

BILLIE IDLE® そして、また、、 オツモレコード(2019)

 

——2018年はいろいろありました。

モモセモモ「変動のある一年でした。登坂さんのオープニングで3回と、m-floさん主催の〈OTAQUEST〉で、大きな舞台に立たせていただく機会が4回あって、それをきっかけに〈あ、大きな舞台っていいな〉って思いました。やっぱり立ってみないとわかんないんだな、って。みんな〈大きい場所はいいよ〉みたいに言うけど、〈何が違うの?〉って思ってたんです。けど、単純に広いと歌いやすかったです(笑)。背がデカイんで、ライヴハウスとかだと振りもガンガン周りに当たりそうだったり、余計な心配事も増えてたので、集中してライヴをやれる環境って幸せだな、そういうステージ立ちたいなって思えた一年でしたね、うん」

アキラ「やっぱり4人が5人になってフォーメーションとかが変わったのが大きくて、でも、それにも慣れてきて、何かもう4人の時の踊りは覚えてないなっていう感じです(笑)。プー・ルイさんが加入して、いろんなところを回るようになったり、たくさんの方が来てくれたりとか、良い意味でとっても変化のあった一年でした」

ヒラノノゾミ「4人から5人になるのがまったく予想がつかなくて、〈どういうふうになるのかな?〉って不安もありましたけど、6月のBLITZをいざ迎えてみたら楽しかったです。ルイちゃんの声が入って曲の幅が広がって、フォーメーションにも動きができたし、凄く勉強になった一年でした」

——プー・ルイさんの加入がグループ内で衆知されて、ちょうど1年ぐらい経ったということですよね。

プー・ルイ「1年経ちましたね。まあ、個人的にはいろいろ人生を見つめ直した年でした。やっぱ歌うことが好きだし、普通におもしろいことをやるのが好きだからYouTuberを始めたりとか、〈自分がホントに楽しむって何だろう?〉って、やっとわかった年でした、遅いですけど(笑)」

——長い時間をかけて。5人になってツアーとかでライヴをたくさんやられたのが大きかったですかね。

プー「うん。私は途中加入するのも初めてだし、BILLIE IDLE®に入って初めてのことだらけで。いっぱいツアーとかを回って、〈どうも、5人のBILLIE IDLE®です〉って挨拶に行く一年っていう感じでしたね」

 

感じるままに歌った

——そんななか新年の一発目になるのが、プー・ルイさん作詞のニュー・シングル“そして、また、、”です。

ファーストサマーウイカ「これはもともと『NOT IDOL』を制作してた時にあった曲のひとつで、〈これは次のシングルにしよう〉って保管してあったみたいな曲なんですよ。録る時ももうまとめてレコーディングしてて」

プー「『NOT IDOL』に入る曲だった、最初。だから意外ですよ。みんなで〈どれがアルバムのリード曲で、どれがシングルだろう?〉って予想してて、これがシングルになるって誰も予想してなかった(笑)」

——ってことは、『NOT IDOL』を作る時点で次のシングルの予定も見えてたんですね。

プー「うん、決まってました」

——歌詞も同じ時期に書かれて。

ウイカ「そうです。だから別にプー・ルイがシングルのために書き下ろしたという感じではなく、アルバムの延長線上で、それこそ衣装の色味が何か繋がってるような感じっていうのもあるし」

——アルバムと同時期に作られていたことを知ればアレですけど、同じくプー・ルイさん作詞の“バイバイ ロンリネス”からの“そして、また、、”みたいに受け取る人も多いんじゃないかなと思って。

ウイカ「やっぱそう思っちゃいます? 〈は? また?〉みたいな」

プー「確かに、後から書いたってなると、また(笑)」

——またどっかに行くのかとか、誤解を招きそうな(笑)。

プー「でもそこは誤解していただいて、いろいろ」

——ただ、曲調も歌詞の内容も、“バイバイ ロンリネス”から繋がってるイメージではあります。

プー「確かに、たぶん同じぐらいに書いたから、わりとモードが近いとは思います。どっちかって言うと、“バイバイ ロンリネス”の後の話みたいな感じですかね、ちょっと思い出して切なくなってるみたいな。私は恋愛、失恋みたいなことを思って書いたんですけど、別れた彼氏のことを思い出して感傷に浸ってるけど、また歩こうみたいな。それが失恋じゃなくても、夢を失ったとか大切な人がいなくなったとか何でも当てはまるし、いろんなふうに取ってもらえたらいいなって思ってます」

アキラ「受け取り手の自由ですもんね」

ウイカ「私は不倫ソングだと思ってます」

プー「したことないから(笑)」

ウイカ「〈行き場のない この心臓〉……わかるぅ~みたいな。わかんないけど(笑)。まあ、BILLIE IDLE®でこういうバラードでラヴソングっていうのはあんまりないんでね、だから逆にシングルという形には相応しい感じもありますよね、うん」

——アルバムの曲と比べると、歌い方もいちばんクセがないというか。

ウイカ「それこそ〈シングルだから!〉って意気込んでないんで、私はちょっと遊んでみた部分もあるというか、普段のギャッとした歌い方をしてなかったりとか。それぞれが歌詞を見て感じるままに、リラックスして歌いたいように歌った感じかな」

プー「歌うの意外と難しかったですね、何か。ある意味、普通の曲だから、繊細に歌わないと、みたいな」

——いつものBILLIEらしいアクの強さじゃなくて、丁寧に歌う綺麗な曲っていう。

ウイカ「ちょっとこういうイメージないですもんね、いままでのBILLIEに。サビも追っかけで3人が歌っていくし、全員のヴォーカル・バランスが凄い取れてる曲で、誰がメインになる印象もなく。風景みたいな、情景を見せるような歌だなって思いました。いままで〈元気出していけよ〉とか〈私こんな感じなの〉とか、直情的な歌が多かったりしましたけど、これは何か、ふわ~っと漂ってそのまま消えてく風景みたいな」

 

そして、また、、

——こういう直球のような変化球で始まって、2019年のBILLIE IDLE®はどう進んでいくでしょう。

ノゾミ「えっと、今年は、去年フェスに出させていただいて、ファン層がまた広がったんで、またそういうふうに、外に出て戦っていきたいです。個人としてはちゃんと外に出たいです、いい歳なんで(笑)」

プー「毎年言ってるよね」

ノゾミ「言ってるかな? 人と関わりたいですね」

モモセ「目標変わっちゃった(笑)。私は……この間のツアーもどんどんハコも大きくなって埋まるようになってきたんで、この調子でまだ行ったことのない場所にも行きたいですね。突っ走る一年にしたいです」

——働く?

モモセ「はい。ちゃんと働いてちゃんと休む、健康的に(笑)」

アキラ「やっぱりそうですね。まだ行けてない場所に行きたいです。長野県にも今度は普通にワンマンで行きたいし」

モモセ「凱旋」

アキラ「そう、そこに行くのが目標です」

プー「それも叶えよう。外に出て行くんで、今年は」

ノゾミ「そうだね」

——やっぱり去年の一連の動きでBILLIE IDLE®の見え方は昇り調子じゃないですか。皆さんはNOT IDOLですけど、世の中の周期的に去年はいろんなアイドルさんの話題が多かったなかで。

プー「それこそ旧BiSの時に戦ってた人たちが軒並みいなくなって」

ノゾミ「ねえ」

ウイカ「一時代を築いた先輩たちがいなくなり、同時期にやってた人がいなくなって、もう周りに知ってる人いない、みたいな。そんななかで卒業~加入してるプー・ルイって、こんなおめでたいコトねえな、みたいな(笑)。まあ、BILLIE IDLE®はそういうアイドルでもないし、いろんな意味で狭間にいるからね。周りを見ていろんなことを思うけれども、焦らず、それこそプー・ルイが入るみたいな天変地異が起こるグループだから、もう何が起こっても別に怖くない。もう『LAST ALBUM』も出したし、〈LAST TOUR〉もやってるから」

——まずは3~4月にかけて〈『そして、また、、』ツアー〉が行われますが。

ウイカ「そのファイナルのBLITZとかも、また何かあるかもしれないし(笑)」

プー「いや、待って。ハードル上げすぎ」

ウイカ「さっきみんなで話してたんですけど、〈そして、また、、ひとり入ってくる〉説はあるかもしれないと思って」

プー「大喜利するためのタイトルだから(笑)」

ウイカ「〈そして、また、、プー・ルイが帰る〉のパターンもあんのか(笑)。レンタルみたいな感じだったんだ~っていう」

プー「ないですので(笑)」

ウイカ「だから去年の6月6日に来た人は、4月20日も来たほうがいいよね。話が完結するかもしれないし(笑)」

プー「させないでもらっていいっすか(笑)」

——普通に〈そして、また、、BILLIEがBLITZに帰ってくる〉ということで……。

ウイカ「そういう大きなストーリーかもしれないですね。まあ、何があっても一歩ずつ地に足つけていくのが大事だなとこの4年で感じましたし、2019年もそこは変わらず。焦らないわけではないけれども」

プー「スピードを上げつつ、着実にね」

——このペースでいろいろやっていくという期待をして良さそうですかね?

プー「たぶん。何もなかったら察していただければ(笑)」

ウイカ「急降下してる可能性もあるけど、とりあえず2019年はまだ昇り調子だと思うんでね、ここは見ていてほしいなと思います」

 

BILLIE IDLE®の2018年の作品。

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