いろいろあって懲役45年の刑期を過ごしているテハーノ・ラッパーの大ヴェテランが、『The Son Of Norma』以来4年ぶりの新作を投下。獄中リリースも5枚を数えるなかで仲間の参加が減ってきているのは何とも言えないが、主役の新妻となったキャロリン・ロドリゲスが今回も大半の楽曲を援護している。暗く内省的な曲が並ぶなか、リル・フリップが助太刀した“This Is Screwston”は懐古的なユルさが馴染む佳曲だ。