昨年のカニエ・ウェスト5連作から最終弾がやっとCD化。女優業でも活躍する彼女にとっては4年ぶりの新作で、デルフォニックス使いに往年のカニエ感が迸る“Gonna Love Me”を筆頭にどれも素晴らしい! まろやかなレゲエ風味の“Hurry”からマーヴィン・サップの同名曲を用いたゴスペル調の“Never Would Have Made It”まで、ミックステープ『The Cassette Tape 1994』で顕著だった主役のルーツも薫る好盤であります。