The BeautyやJesse Ruinsの元メンバーらが集った4人組の初フル・アルバム。各人の来歴からは意外に思えるオーソドックスなバンド・サウンドを展開しており、80年代初頭のネオ・サイケ調のアンサンブルに、エモ~メロコア的に解釈できる骨太のメロディーが踊る独特の取り合わせがおもしろい。コミュニオンズ登場時に近い違和感とフレッシュネスを感じさせる、シンプルにクールなロックンロール盤として楽しみたい快作。