INTERVIEW

iri『Shade』 瑞々しく甘美なグルーヴと原点に立ち返った言葉が映し出す、等身大の彼女の姿

『Shade』と通じるムードとモードはこちらにも

CHARA Baby Bump ユニバーサル(2018)

ソウル~R&BにJ-Popの文脈から向き合い続けてきたオリジネイターが本作ではディスコなモードに。mabanuaやSWING-Oらが繰り出すモダンなサウンドを、無二のスウィートな歌声を絡めることで我流のグルーヴに転換する様が圧倒的だ。その成熟した所作は『Shade』とも重なるものが。 *澤田

 

ELLA MAI Ella Mai 10 Summers/Interscope/ユニバーサル(2018)

90sのムードを纏った本作に収録の“Boo'd Up”でグラミーの最優秀R&Bソング賞を獲得! いまやアンビエントな作風が本流となったR&B界において、ジョルジャ・スミスやSZA、H.E.R.らと共に新鮮な存在感を放つ実力派シンガー。インディー耳にも馴染む音はiriとも通じるものだ。 *土田

 

Shingo.SらのバックアップによるEPでデビューしたシンガー・ソングライター。本作ではオーセンティックなR&Bのメロウネスを汲みつつ、ビートに縛られないオーガニックなサウンドとしなやかな歌唱でライトに聴かせてくれる。『Shade』にも参加するESME MORI製の楽曲も最高。 *澤田

 

Kick a Show THE TWELVE LOVE ランブリング(2018)

G.RINAやMONDO GROSSOの客演で名を挙げたシンガーが飾り気のない語り口で編んだ初アルバム。トロピカル・ハウスを援用したアッパーな楽曲で軽妙に振る舞い、浮ついた空気を醸造しながら、iriさながらのシティーでアーバンな音使いで全編をスタイリッシュにまとめ上げている。 *澤田

 

ヒップホップ/R&Bに根差したスムースなサウンドと抜きん出たパフォーマンスでデビューするなり注 目をさらったシンガー・ソングライターの最新作。『Shade』参加のShingo S.が設えた“LOOP”に顕著に見て取れる90年代の意匠を全編で採り込み、現行の質感に更新して提示している。 *澤田

 

20年のキャリアを持つシンガーは、本作でTAARをプロデューサーに招聘。iriのアップ群とも近い手触りのモダン・ブギーを軸に、多様なスタイルのダンサブルな楽曲を展開している。『Shade』のアレンジも担う三浦淳悟(ペトロールズ)が参加した“Bittersweet”などのスロウがまた絶品。 *澤田

 

先だってのグラミー賞でR&B枠の2部門を勝ち取った若き才媛の編集盤。『Shade』で聴けるネオ・ソウル流儀のスロウ“飛行”は、本作に収録のバラード“Best Part”をイメージしたデモが元になっているのだとか。アルバム全体の90sなムードもiriのあれこれとシンクロする。 *澤田

 

iriが大沢伸一にそもそも求めていた〈バキバキの音〉――その方向でお気に入りのアクトがこのUKテクノの鬼才だそうで、本作は持ち前の硬質なビート上に人間の声をアトモスフェリックなウワモノとして重ねた最新アルバム。ここまで肉体的なトラック上で躍るiriの歌も聴いてみたい。 *土田

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