ダニティ・ケインの歌姫が3部作のリリースを経て約2年半ぶりに放つ新作。ハドソン・モホークらに助力を仰ぎ、フューチャー・ファンクやトラップ系のR&Bを気怠くも軽やかに歌い込む彼女は、アヴァンなエッジをキープしながら、マルディグラ・インディアンの衣装を身に纏ったジャケ通りニューオーリンズの9thワード出身者としてのプライドを示してルーツ回帰もしてみせる。過去最高にソウルを感じる好盤。