活発なリリースと活動が衰えることのないフューチャーのオリジナル・アルバムとしては約2年ぶりとなった新作は、叔父から呼ばれていた自身の別称を冠した同名のドキュメンタリーと合わせてのリリース。それゆえにいつもより内省的なムードを漂わせていて、客演勢がトラヴィス・スコット、ヤング・サグ、ガンナの3者のみと最小限に抑えられていることもあってフューチャー自身のパフォーマンスに強くフォーカスしたアルバムとなっている。サウスサイドやテイ・キース、ウィージーら先鋭的なプロデューサー陣が今回も揃い踏みし、先行カットされた“Crushed Up”を筆頭にトレンドセッターとして抜群の安定感を放っており、サプライズ気味なリリースながら余裕の全米チャート1位を獲得済み。