現在、チェコのナンバーワン・ジャズ・ピアニスト。人気は高い。伊のマッシモ・ファラオと並んで多作家。アルバムによって多少出来不出来はあるが、楽しいピアノ・トリオ。2018年のプラハのライヴを捉えた『A Hard Day's Night-Live at the Office』も好評だった。本作は3曲にギターがプラス、2曲がソロ・ピアノという、やや、変化球の作品。しかし、選曲も凝っていてピアノ・ファンが、はっと喜ぶ作品を収録した。指もいつも以上に動いている。ビル・エヴァンスの②から、心が痛むバラードの③あたり、V・シャフラノフのバックのベースのハンス・バッケンロスがいい仕事している。ギターが加わった④はスイング感が横溢。