INTERVIEW

伊万里有『My Love Is...』 役者としても大いに飛躍するなか、セカンドEPで届けた〈愛〉の形とは

伊万里有『My Love Is...』 役者としても大いに飛躍するなか、セカンドEPで届けた〈愛〉の形とは

2.5次元というキーワードも超えて、さらに広いフィールドをロックオンする才能からセカンドEPが到着! アーティストとしてより鮮明な姿で届ける〈愛〉の形とは……

 昨年末には「紅白歌合戦」出場も果たした「ミュージカル『刀剣乱舞』」シリーズに続き、舞台「機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-」での活躍も記憶に新しい俳優の伊万里有が、セカンドEPを完成させた。そのタイトルは『My Love Is...』。昨年8月のファーストEP『My Name Is...』では〈アーティストとしての自身の音楽的嗜好を理解してもらうことができた〉と満足そうに笑みを浮かべながら語った彼は、今回の作品についてこう説明する。

  「前作をリリースして、俳優の伊万里有を知らずに聴いてくれた方もいることがわかったんです。〈この人誰だ? え、舞台やってるんだ!〉みたいな感じで。音楽を先に聴いて舞台を観に来てくれる方もいたり。だったら、伊万里有の恋愛観を知りたいと思う方もいるんじゃないかなと思って、テーマを〈愛〉にしました」。

伊万里有 My Love Is... plusGROUND(2019)

 今回は初作にもプロデューサーとして参加していたUTA & SUNNY BOYによる“離さないで”を含む3つの新曲に加え、前作収録曲“Am I Your Boyfriend”の90sマナーなT-GROOVEによるリミックスの4トラックを収録。リード曲となる“離さないで”は、浮遊感あるアンビエントなトラックで伊万里のヴォーカルを最大限に活かしたラヴソングに仕上がっている。

 「“離さないで”は、あまり日本人が好きな人に向かって直接言えない、言わないようなことを言ってます。〈一生かけて君を守る〉とか〈世界の果てまでMy Love〉とか、重いくらいの愛を曲に乗せてサラッと言ってるところがいいのかな。でも、この曲は男女間だけの愛だけでなく、ペットへの愛でもいいし、親子でもいいし、広い意味で〈離さないで〉って歌っているんです。仕事を好きな人なら仕事でもいいと思いますし」。

 同曲の歌詞の中で好きなラインは?という質問には、音楽という道を見つけて30代になってようやく素直に自分自身と向き合うことができたという伊万里らしい答えが返ってきた。

 「好きなラインは〈バカにされても関係ない〉ってとこかな。僕の人生はバカにされ続けて生きてきた人生なんで(笑)。20代の時はバカにされたくないって思ってたんですけど、いまはバカにされたら〈ありがとうございます〉って感じですね(笑)。人目を気にせずに、好きなものに一直線になれるのがいいって思う。愛もそうだけど、人に左右されるのではなく、自分で答えを見つけないと」。

 前作に続いてプロデュース参加したUTAとSUNNY BOYは以前からファンだという。まさか彼らが自分の楽曲プロデュースをするとは思わなかったと、その出会いについて語る。

 「前作で最初にSUNNY BOYさんとUTAさんの名前が出た時、〈ウソでしょ、実現しないに決まってる〉って思いましたね。そうしたら本当に会えることになって。初めて会った時、2人とも気さくに話してくれて嬉しかったです。UTAさんに出会って音楽の楽しさがわかったし、音楽ってこうあるべきなんだなって思いました。なので、彼らには自分が好きなジャンルについてとことん話しましたね」。

 今後も舞台や映画の出演などでスケジュールがびっしり埋まっているという伊万里。彼にとって音楽制作は「リラックスして自分を表現できる時間」だそう。最後に伊万里にとって音楽とは何か訊いてみた。

 「音楽のいいところっていうのは、落ち込んでいる人がそれを聴いて癒されたり、一日の始まりや仕事が終わって帰る時に聴いてメリハリをつけたり、聴く人の心に影響を与えることができるものだと思うんです。元気ない時に聴いて元気が出るとか。あと、音楽っていうのは、リスナーとアーティストが一緒に過ごせる時間だと思うんです。ファンの方と一緒にいられる時間を長くしたくて、音楽をやったっていうのもあるかもしれません。舞台だけだと意外に会えないんですよね。僕が誰かのファンだったら、その人にもっと会いたいし、いろんな新しい姿を見たいなって思うから。CDという形のあるものに加えて、ライヴでもみんなに会って時間を共有できることを楽しみにしています」。

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