INTERVIEW

【特集:コドモメンタルINC.】ぜんぶ君のせいだ。が革鳴を共唱した過去最大のワンマンライヴを振り返る!

【特集:コドモメンタルINC.】ぜんぶ君のせいだ。が革鳴を共唱した過去最大のワンマンライヴを振り返る!

確かな上昇のプロセスを刻む過去最大のワンマンがDVD化!

 今年の1月20日、自身最大規模のキャパとなるZepp Tokyoでワンマン公演〈Zepp Tokyo ワンマンLIVE~革命共唱~〉を成功させたぜんぶ君のせいだ。(以下、ぜん君。)の4人。アイドルとして、同時にその枠からはみ出したラウドでポップで詩的でカオスな音楽性やキャラでも、オルタナティヴな存在感を強めているぜん君。は、コドモメンタルINC.というレーベルと共に歩み、レーベルの精神を強く体現しているグループでもある。デビュー・アルバムから3年、特に現体制となったこの一年は、ライブひとつひとつの熱量や精度を高めて、結成時の目標である日本武道館へと着実に進んでいる。1月のZepp Tokyoはその布石となるライヴだった。

 「ぜん君。の分岐点のひとつになったんじゃないかなと思います。実はZepp Tokyoでやるとなったとき、正直できるかどうか半信半疑だったという患いさん(ファンの呼称)もいたんです。でも実際にライヴを観て、これはイケるって確信したと言ってくれた人がたくさんいて。それを自分たちも実感しましたね。ステージからの眺めが絶景すぎて。ずっと眺めていたい景色でした」(一十三四)。

 「遠くのほうまでお客さんがいるから。花道の先端ギリギリまで行って、みんなの顔を見なきゃっていうのはありましたね。勢いもあったし、昨年のTSUTAYA O-EASTでのワンマンのときよりさらに4人のコミュニケーションや意思疎通ができていた、いいライヴだったと思います」(咎憐无)。

ぜんぶ君のせいだ。 Zepp Tokyo ワンマンLIVE~革鳴共唱~ コドモメンタルINC.(2019)

 そのZepp Tokyo公演を完全収録したライヴDVD「Zepp TokyoワンマンLIVE~革命共唱~」が、このたびリリースされる。大きな会場で挑戦もあったけれど、これまでのターニングポイント的なライヴ──咎憐无が加入した2016年末の恵比寿・LIQUIDROOMや2018年のO-EASTよりも、自然体でアグレッシヴでエモーショナルなステージができた、と4人は言う。

 「目の前にたくさんの人がいて、一体となっている姿は感動したんですけど、積み重ねてきた自信があったからこそ、Zepp Tokyoという大きなステージに立っていることも当たり前のように思えたんです。本編ラストが“Cult Scream”という〈まだこれで終わりじゃないよ〉というメッセージのある曲だったことも、伝わっていたなと思います」(如月愛海)。

 アンコールでは全員が真紅の衣装に身を包んで新曲“革鳴前夜”を披露し、新たな地平で旗を振る鮮烈な姿を観客の目に焼き付けた。

 「ぜん君。がアイドルの枠に収まらないというのも伝わったかな。それはアイドルというものがどうこうじゃなくて、枠に囚われたくないんです。やりたいことや、見せたいものはまだまだある。だからこそ“革鳴前夜”はぜん君。のいい意思表示にもなったかな」(如月愛海)。

 「自分たちがそう思ってやり続けていたら、周りの人にもそれが伝わって、少しずつ理想を形にすることができて。それがどんどん広がっている状況になってきている」(ましろ)。

 ナイーヴだけれど承認欲求は人一倍強く、クラスの隅っこで福々とひねくれ根性を肥やしてきた者たちが集まったような、コドモメンタルINC.。少年がミルクやぜん君。が築いてきた、人と違ったっていい、人と違う表現だっていい、というパンク精神を受け継ぐユニットやバンドが増え、レーベルの勢力を拡大している状況については、「ここにくるべき人が集まってきていて。それこそThe Taupeとかは、うまいこと世の中に馴染めない感じがステージでも表現できていておもしろい」(ましろ)とは言いつつ、さらに力強く宣言する。今後のぜん君。もコドモメンタルも楽しみだ。

 「ぜん君。が最初だったことで、まっすぐに進んでこられなかったのもあると思うんです。いまのグループはぜん君。が切り拓いた道を最短距離で進めるはずだし、ボクらももっと上に行きたい意志も強い。先頭は絶対譲らないです」(ましろ)。

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