ブリット・スクール出身の若手による配信EP群がまとめてアルバム化。ネオ・ソウル流儀な“Want”やアコースティック寄りの内省的な楽曲群からは、憧れとして挙げるエリカ・バドゥとフランク・オーシャンとの共通項が聴き取れるし、気怠げなハスキー・ヴォイスを揺らす歌い口にはコケティッシュな華もある。ブルー・ラブ・ビーツが手掛けた90年代R&Bモードな“You Do”との相性も抜群だ。