前回同様にドレスコーズ・志磨遼平のレーベルから送り出された2作目。〈空洞〉がテーマのアルバムとはいえ、サウンドは超カラフルで、表題曲はあえてコテコテなハード・ロック調のリフを聴かせ、フレンチ・エレクトロ風の“愛の季節”もあれば、“おれは死体”ではトラップまで試みていたりと、天川悠雅の歌を含めて何度もギョッとしてしまう。〈お金を燃やしてくれないか〉と歌う“灼熱の炎”も新紙幣の発表と相まって最高。