もちろんあのマグーではなく、先日のD・トレインのカムバック・シングルにも一役買っていたフレンチ・ブギー界の15年選手。この9年ぶりの新作においても、NYサウンドからソーラーまでを跨ぐ瀟洒でダンサブルな音世界やファルセットも駆使した歌声の甘さは昔と変わらず、時流を気にする必要もなく好きなことを貫いてきた奴はやっぱり強い。テンパー“No Favors”のカヴァーで始まるのもセンス良すぎです。最高。