R&Bの実力派ソングストレスによる3年ぶりの新作は、3部構成と思われる連作の第1弾。ルーベン・スタッダードとのステッピンなダンサーやアルジェブラとの重厚なスロウを含めた全曲をメインで手掛けるのは盟友シェップ・クロフォードで、ケリーは今作でも凄みのある声を情熱的に放っていく。スケールの大きい歌声はチャカ・カーン“Through The Fire”のカヴァーでもパワーを発揮。ソウル・シンギングの見本のような一作だ。