インタースコープ離脱に伴ってアフターマスシェイディも離れ、インディペンデントでのリリースとなった約4年半ぶりの新作。その間もシングルやミックステープのコンスタントなリリース、客演などで常にシーンとリンクしていた彼だけにマーケットの激動にも柔軟に対応し、リリース前から毎週のように収録曲とそのMVを発表。最終的には全曲のビデオを公開し、戦略家としての才を見せたが、アルバムにもドクター・ドレーとの再合体、Gユニットを離れたプロディジーモブ・ディープ)や好敵手だったジェイダキスらとの共演、スウィフ・Dら新進トラックメイカーの起用など聴きどころを詰め込み、いまなお衰えぬ野獣の如きハングリーな面を感じさせるアルバムとなった。