7年ぶりの新作となった女性シンガー、サラ・ガザレク。バッキングやソロにフィーチャーされるローズ・ピアノやアルト・サックス、トロンボーン、バス・クラリネットによるアンサンブルの妙が生み出すヴィヴィッドなハーモニーのコンテンポラリー・サウンドをバックに独自の世界を聴かせる。オルガンのラリー・ゴールディングスと共作した2曲の他、サム・スミス、スティーヴィ・ワンダー、ビョーク等のカヴァーに加え、タイトル曲はブラッド・メルドーの2002年の異色作『ラーゴ』のナンバーのカヴァーであり、カート・エリングのヴォーカルをフィーチャーした斬新性に満ちた1曲。