昨年の初公式アルバム『The World Is Yours』でさらにその名を広めたリッチ・ザ・キッドが1年弱の短いスパンでその続編的な2作目をリリース。ゆえに前作路線を踏襲してミーゴスの面々やヤング・サグ、リル・パンプら、現行シーン最前線で活躍するゲスト/プロデューサー陣が多数参加した華やかな内容に仕上がっており、先行カット“4 Phones”を筆頭に“Slide”や“Save That”あたりの耳に残る音色で構築されたメロディーラインが印象深く、軽妙なラップともジャストでフィット。主役のイケイケな現状を表すような粒揃いの楽曲が並ぶなか、今回もやはりシンガー勢とのコラボが素晴らしく、ミゲル&タイ・ダラー・サインの参加した“Woah”やトリー・レーンズ参加の“Tic Toc”が最高すぎる。