XTC由来のストレンジ・ポップを鳴らす若き4人組は、このセカンド・アルバムで80~90年代のUKロックへと時代感を更新。重心の低いグルーヴィーなベースとヘヴィーなギターの組み合わせは、マンチェスターのバンドたちを連想させるものだ。情報量が多く、編集的なセンスを感じさせる楽曲も含まれていて、ネオアコっぽい“HERO”はフリッパーズ・ギターのようだし、初期のくるりにも通じる異質な存在感に惹かれる。