名古屋の電子音楽家が約2年ぶりに放つ9作目。煌めく電子音と瑞々しいビートで踊らせる“Wonder World”、アトモスフェリックな旋律が不穏な美を描く“Emerald”など、エレクトロニカをベースに幻想的な要素と深遠な音像が交錯したトラック群は、前作にも増して彼のディープでエモーショナルな面が色濃く出た仕上がりに。光と影の狭間で揺れ動くビートメイキングにはため息すら覚えるほど。さらなる期待が高まる好盤!