ロマンチックに聴こえる、スナーキー・パピーの新作『Immigrance』。このタイトルは、移民〈immigrant〉のスペルを少し変えて移動を意味し、あらゆる出来事は常に動的であり、移動する、つまり流動的であるということを、このアルバムのタイトルに込めたという。前作に続きインストゥルメンタルに徹し、ダラスのR&Bをゴスペル・ミクスチュア・オリエンテッドされたサウンドが戻ってきた。スタジオでライヴ・レコーディングされたと思える、ライヴかつドライな響きで炸裂する“Bad Kids To The Back”は、これぞスナーキーというトラック。ボーダーで交差するグルーヴが弾ける。