それぞれ独自のキャリアを持つ4人組フォーク・バンドがラフ・トレードからデビュー・アルバムを上梓。アコースティックを軸としながらも複雑に絡み合うギター・リフ、ベースラインなどはまるでマスロックのような一面も。また、2人の女性ヴォーカルが繰り出すメロディーは時にエキゾティックに、時に神秘的に響き渡る。ステレオラブからダーティー・プロジェクターズまでを想起させる音のレイヤー構築も絶妙だ。