今年は平日にしかライヴをやらないというルールを遂行している彼らから、本領発揮しまくりのライヴ盤が到着。サポートなしの編成で行ったツアーからの音源が占める本作の注目点はバラード・ベストになっているところで、絶妙なコンビネーションから生まれる格別な情感、独特の哀愁が普段よりも色濃く滲んでいる印象だ。スタジオ録音された唯一の新曲“小さな声”のくつろぎ感もたまんないし、一見さんにこそオススメ。