昨年〈フジロック〉にも出演を果たしたセネガル人のジャンベ奏者、オマール・ゲンデファル率いるバンドの3作目。アフリカ音楽をベースにさまざまな要素を取り込むサウンドはそのままながら、シンプルな演奏と、より一体感に重きを置いたと思しき作りはその音楽をさらに解き放ったよう。パワフルなリズム、伸びやかなオマールの歌唱、コーラスと生ギターの絡みにライヴ感が溢れ、リード曲“Boula niit tognié”も力強い。