優良なディスコ・ファンクやブギーの再発/発掘タイトルをCDやドーナツ盤でガンガン出してくれているAOTN、アセンズ・オブ・ザ・ノースというレーベルがあります。Bandcampでの配信もしてくれていて自分的にはとっても使いやすいレーベルなのですが、今回はそんなAOTNからのタワーで取り扱っているタイトルをご紹介。いつもはシングルばっかり買ってるのでアルバムもこれを機会に聴いてみたり。あと今月『IGOR』とかクラブズとか新譜でよく聴いてるのはフィジカル・リリースなし。各々でそれらはどうぞ。

BRIEF ENCOUNTER We Want To Play Music Town/Athens Of The North(1981)

AOTNタイトルを定期的に購入しているのは私、Bandcampの購入履歴を一般公開しているので皆様もご覧になれるかと思うのですが、最近よく聴いているのはこちらの一枚。一時はメチャクチャ高騰していたというブリーフ・エンカウンターなのですが、そんなことはつゆ知らず、AOTNをフォローしていればこんな名盤が聴けてしまうので最高の時代です。中盤の“Just For Love”“Sweet Tender Loving”のフリー・ソウル具合が最高です。“We Want To Play”なんかはよく考えたら人のDJでも昔よく聴いたような気がします。

 

VARIOUS ARTISTS Henry Stone's Miami Soul -The Record Man's Finest 45s Athens Of The North(2015)

タイトルの通りヘンリー・ストーン氏のレーベルから当時シングルでリリースされていた、いわゆる入手が難しい楽曲をコンパイルした一枚。なんかよくわかんないんですけどCDで買うとめっちゃ安い! なんでですかねこれ?

 

ANDREW WASYLYK The Paralian Athens Of The North(2019)

調べてみるとスコットランドのマルチ楽器奏者、アンドリュー・ワシライク……ということなのですが、レーベル・カラーからするとちょっと変化球なリリースですね。アンビエントというかニューエイジというか。サウンドトラックのような趣もある素敵な一枚です。こういうアルバムのわりには全曲メロディアスで非常にポップにも感じます。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。自身の作品リリースのほか、iri、中島愛、鈴木京香、夢眠ねむ、向井太一、ものんくる、大比良瑞希、TENDRE、平井堅らの楽曲、映画「寝ても覚めても」のサントラなどを手掛け、自身名義の楽曲では〈サントリー天然水 GREEN TEA〉コラボソングとなる“Keep on Lovin' You”も好評配信中です。6月26日にリリースされる土岐麻子のリミックス・アルバム『TOKI CHIC REMIX』(A.S.A.B)には既発の“PINK(tofubeats Remix)”も収録されています。その他は〈tofubeats.com〉にて!