不思議な浮遊感と美しいメロディ。〈クルビ・ダ・エスキーナ=街角クラブ〉から始まったミナスの音楽は、アントニオ・ロウレイロやアレシャンドリ・アンドレスなど、新世代の才能溢れるソングライターたちの目覚ましい活躍によってその独自性を増し、現代にも受け継がれている。本作は、ミルトン・ナシメントの良きパートナーとしても知られたミナスの音楽家ネルソン・アンジェロが全曲で作詞を手掛けた完全新曲による8年振りの新作。ギターや鍵盤を中心に変わらないロー節全快といった内容で、進化を続けるミナス音楽の源流である、エヴァーグリーンな魅力が詰まった一枚だ。