実に5年ぶりとなったオリジナル・アルバム。ジャズ・オリエンテッドなポップ・ナンバーを彩り豊かに披露するセンスはもちろん健在で、以前も組んできたグレッグ・ウェルズやマーティン・テレフェとの再会もありつつ、基本軸となるのはエイミー・ワインハウスを通じて知り合っていたというトロイ・ミラー制作のソウル寄りのナンバー。確実に成熟しながらも活気を取り戻したかのような歌とピアノが好印象だ。