ふたたび4人体制になり、フル・アルバムとしては約3年ぶりとなる新作が到着。エモを基盤にした骨太な音像が特徴的なバンドだが、先行シングル“Try”で提示したような、華やかさや煌びやかさのあるサウンドが印象的な楽曲が並んでいる。4人のポップ・サイドを押し出した作品とも言えるだろうが、それゆえに、感傷を疾駆させる“Loser Unbeatable”のような〈らしい〉曲がより力強く響き渡る。