ワーナーから名盤5タイトルが高音質MQA-CDで蘇る!

 2018年6月にユニバーサルミュージックより発売され、大きな話題を呼んだ高音質ディスク〈MQA-CD〉が、ワーナーミュージックからもリリースされることとなった。MQA(Master Quality Authenticated)とは、英メリディアン・オーディオが開発した新しいハイレゾ技術で、スタジオクオリティの音声ファイルを、CDにロスレスで収録する「オーディオ折り紙」と呼ばれる独自技術である。とくに音楽の時間軸解像度を重視し、192k24bitの既存AD/DAのプレセスでは約250μ秒のプリエコーが生じるのに対して、MQAでは5μ~8μ秒を達成。〈MQA-CD〉は通常のCDプレーヤーでも上記した「時間軸解像度」改善の効果(音のにじみの少なさ)が現れ、MQA対応機器を用いれば高品位なハイレゾ再生を楽しめるという画期的なディスクなのだ。

 今回、発売される5枚は、何れもクラシック音楽史上に燦然と輝く名盤ばかりであり、MQA化による音質改善が、リスナーの音楽体験に更なる発見と感動をもたらすことが期待される。1枚目はご存知 《第9》の歴史的名盤、フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管弦楽団による1951年のライヴ。モノラルながら、当時としては鮮明な録音であり、巨匠の至芸がより生々しく迫ることだろう。2枚目と3枚目はフランスの巨匠ミュンシュがマルロー文化相の肝いりで新設されたパリ管弦楽団を縦横無尽にドライヴしたベルリオーズの 《幻想》とブラームスの《第1》。ともに録音後、半世紀を経過しながら未だに同曲のベストCDを争う凄絶無比な名演だ。4枚目は、2月に亡くなったプレヴィンが若き日にロンドン交響楽団と録音したホルストの《惑星》。スマートかつカラフルでダイナミックな演奏とアナログ・ステレオ全盛期の超優秀録音が、金環食の印象的なジャケットとともに記憶に残る名盤だ。5枚目は夭折の天才チェリスト、デュ・プレによる極めつけのエルガー。エルガーの名曲が彼女の悲劇的な生涯と二重写しになって響いてくる唯一無二の名演だ 。