遅咲きのファンク・シンガーによるディギー・ダウンでの3作目だが、リリース直前に急逝したため、残念ながらこれが遺作となってしまった。ただ、久々に全曲でラッパーと絡み、毎度のチャーリー・ウィルソン風な熱唱にネイト・ドッグ的な振る舞いも交えて送るGファンク・マナー全開の内容はもちろん絶好調だ。MNMスタやシェイド・シャイストらが客演し、レイドバックしたグルーヴを多様に仕立てたDOCとワッズの手腕も光る。