ツイン・ベース編成のシカゴの5人組によるセカンド・アルバム。いわゆるマス・ロックのスタイルにジャズの要素を大胆に採り入れたアンサンブルが衝撃的、かつ耳に心地良い。卓越したプレイに耳を傾けながら、突然ポスト・ハードコア化する演奏に気持ちがアガる……というちょっと不思議な体験ができる全8曲40分。ギターが歌うように奏でるメロディーの持つキャッチーな魅力は、このバンドの大きな魅力だ。