よく考えるとシークエンスでのデビューから今年で40年。そんな節目は関係ないとして、カヴァー集を間に挿んだ4年ぶりのオリジナル・アルバムは、ふたたびウォルター・ミルサップが後見した充実の一枚となった。ティーク・アンダーデューやバレワ・ムハマドら制作陣も続投し、“Ain't Nobody Got Time For That”など余裕の名唱を連発。ジャヒームのルーサー節が炸裂するデュエット“Gonna Have To Be You”がたまらない。