2019.09.10

いつの間にか伝説のバンドとなってしまったズットズレテルズのことを、メンバーだったヒゲメガネa.k.aハマ・オカモトが語るページは、星野源など著名人がズレテルズの名前を挙げる度にランキングに食い込むというMikikiのなかでもかなりのヒット・コンテンツだ(未読の方はぜひご一読を)。そんなズレテルズが解散から10年、未発表曲を収録した7インチ・アナログを数量限定でリリースするというのだから、Mikikiで紹介しないわけにはいかないだろう。

アルバム『第一集』のLPと同様に、A面は45回転、B面は33回転という謎仕様(誰だ、こんな面倒な仕掛けを施したのは! ちなみに『第一集』の時はハマ曰く〈レイジがやってます〉とのこと)。A面には代表曲とも言える“僕の果汁”のみが収録されており、その渋いファンク・グルーヴはいま聴いてもまったく色褪せていない。B面は2曲が収録されており、そのうち一つは『第一集』収録曲“地球のへそ”の未発表ヴァージョン。先の記事でハマが〈俺と呂布による幻のミックスがこの曲にはある〉と言っていたもので、コンガ(?)を基調とした原曲よりトライバル&牧歌的な仕上がりになっている。もう一曲はボ・ガンボス“絶体絶命”のカヴァーで、『第一集』レコーディング時のアウトテイクとのこと。原曲以上に腰を据えたファンキーさと遊び心たっぷりのアレンジが施されており、彼らのルーツの一端を垣間見ることができるようだ。とにかく〈楽しそうに遊んでんなー〉という空気感がビシビシ伝わってきて、自分の戻らない青春と重ねては、どこか遠くの景色を眺めたくなるような一枚だ。

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