約1年で放たれる新作は、EDM的な意匠を組み込んだ“BArADiPArADicA”に始まり、近未来や中世といったさまざまな舞台を旅し、ラストは生命や魂の循環を彷彿とさせるインスト“ゆりかご”に着地するファンタジー大作。それでいて、〈狼少年〉をモチーフに現実を鋭く抉った歌詞が背筋を凍らせる“恐怖の頭脳改革”などもあり、優麗でありながら、どこか血生臭さも。アリプロらしい幻想的な音絵巻を繰り広げている。