5年前の前作に続いてオリコン1位を獲得した6枚目のアルバムは、過去作とは一線を画する新境地に到達した内容に。スリップノットらしい衝動、憤怒、カオスを撒き散らす一方で、楽曲同士の繋がりやアルバムの流れに比重を置いた作りにより、孤高性をよりいっそう高めることに成功。神聖な女性コーラスが耳を惹く“Unsainted”、鍵盤が印象的なスロウテンポの“Spiders”など、新たな表情にドキッとする傑作と言いたい。