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WONK『Moon Dance』 もっともコンセプチュアルな新EPを引っ提げ、ついに本格始動

WONK『Moon Dance』 もっともコンセプチュアルな新EPを引っ提げ、ついに本格始動

2019年、本格始動したWONK、今後の活動から目が離せない!

 ポップな側面をフィーチャーした『Castor』、実験的な側面をフィーチャーした『Pollux』という、バンドの二面性を表現したダブル・アルバムからおよそ2年。先行シングルの《Orange Mug》を収録した新作EPがリリースされた。

WONK Moon Dance Caroline International(2019)

 バンド名の由来はセロニアス・モンクから。〈MONK〉の“M”をひっくり返して、〈WONK〉。ジャズやソウル、ヒップホップ、R&Bなど、メンバー各々が影響を受けた音楽は異なるが、中でも音の共通言語となるのがジャズだったという。〈エクスペリメンタル・ソウル〉を呼称する彼らの音楽は「J・ディラ系譜のビート・ミュージックをバンドでやる」というコンセプトを元に、バックグラウンドであるジャズや、ネオソウル、ヒップホップ、ビートミュージックなども要素も取り入れ、自由度の高い音楽をやりたいというイメージが具現化したもの。その“世界水準”のサウンドは、ロバート・グラスパー・エクスペリメントやハイエイタス・カイヨーテへの日本からの回答とも評された。

 「これまでのWONK作品で最もコンセプチュアルな作品」とリーダーの荒田 洸(ds)が語る本作は、どこか懐かしさを感じる印象的なメロディから始まり、浮遊感のあるヴォーカルと清涼感のあるサウンドか心地よい《Blue Moon》、長塚健斗(vo)が「一言で言うと“離れた両親へ宛てた手紙“。思い出の品であるオレンジ色のマグカップを中心に描かれる両親との思い出を綴りつつ、“元気にやってるよ“というメッセージを込めた1曲」と語る先行シングルの《Orange Mug》、ディアンジェロリスペクトな《Mad Puppet》など全5曲を収録。King GnuやTempalayを手がけるクリエイティブレーベル〈PERIMETRON〉によるアートワークは、作品への理解を助長すると共に、パッケージを手に取る楽しみも思い出させてくれる。

 


LIVE INFORMATION

WONK 『Moon Dance』 TOUR
○8/24(土)18:00開場/19:00開演 会場:仙台darwin ゲスト:iri
○9/19(木)18:30開場/19:30開演 会場:梅田Shangri-La
○9/20(金)19:00開場/19:30開演 会場:札幌SPiCE
www.wonk.tokyo/live

 

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